教師の責任? | ある植物学者の視点。

教師の責任?

最近は出張が多く、なかなか記事をアップすることが出来ませんでした。今日は電車の中で、小学生のお子さんを持った奥様方の会話から、またいつもの疑問が浮かんできましたのでこれについて。

小中学校の教師に子供の「躾」を求める声はやはり多いようですね。今日の方たちは、休み時間には廊下や教室に立ってごみ拾いなどの指導「=躾」を行うべきだ、と主張しておられました。躾の中には、集団生活の中でしか身につけられないもの、また磨き上げる必要のあるものもありますが、基本的には不特定多数での集団生活を出来る(学校生活に支障をきたさない)躾は家庭、親の責任です。また、少し聞き耳をたてていたところ、どうも先生方が休憩時間をとること自体に不満があるようです。もちろん、生徒の目に触れるところ(時間)でタバコ吸ったり、子供に持ってくるなと言っているお菓子を食べるのはどうかと思いますが、教師も労働者として休憩時間をとる権利が存在します。彼女たちは、勤務中に休憩時間をとったことがないのでしょうか、、、?

教師という職業、それぞれ個性のある数十人の子供を相手に授業を行うのですから見ため以上に過酷なものです。団地などでは、授業の様子を双眼鏡で監視して、教師が少しでも窓の外を向いて休んでいると(実際には、生徒に問題を解かせている、試験中です、、)職員室で苦情の電話が鳴るということが実際にあるようです。太陽がまぶしいときにカーテンを閉めるのもNGということもあり、授業に支障をきたす場合もあるようですし、なにより精神を病んで入院、退職された方も私のまわりにはおられます。そのエネルギー、我が子の躾にまわされては如何でしょう?