万博と食事。 | ある植物学者の視点。

万博と食事。

ブログを始めた当初は毎日更新を目標にしていましたが、年度末の忙しさから更新をサボっていたら2ヶ月ほど経過してました。知らぬ間に編集画面やいろんなことが変わっていてびっくりです。(広告件数を選ぶ項目、何か意味あるのでしょうか??)

 

さて、先月末に開幕した愛知万博ですが、食物の持込不可や会場内での飲食店の席数不足、価格の高さが物議を醸していました。結局、首相の一言?で手作り弁当のみ解禁となりましたが、市販のコンビニ弁当は依然持ち込み不可ということでテレビなどではクレームが続いているようです。

個人的意見としては、今回(多分初めて)首相の意見に賛成です。家族で出かける、となると特に子供が小さい場合には準備も大変なのですが、おにぎりなど、簡単なもので良いので手作りのものを食べたほうが、家族の絆も深まると思います。特に、お父さんが遠距離通勤で早朝に出かけ、深夜に帰る家庭ではなかなか家族そろって食事ということもできないでしょうから、いいスキンシップになるのではないでしょうか。そもそも、家族そろって休日に出かけて食事がコンビニ弁当じゃあんまりでしょう。。。

 

先日、ドイツの方と話していたのですが前回ハノーバーで万博が開かれた際にも食中毒やテロの防止ということで一切の食物持ち込みが禁止され、会場内で高い食べ物、飲み物を買うしかなく大変不評であったとのこと。愛知万博もハノーバー万博も共に業者は高い出店料を支払っています。今回の開催に関しては、前回のハノーバーでの運営を大いに参考にしているはずです。つまり、運営委員会は来客の利便性や希望ではなく業者を優遇し、より高い出店料を回収することを選択した、ということでしょう。売上に応じたリベートとか、そういう裏まではないことを祈りますけどね。

 

そもそも

 

一日の来場者予想=飲食店の席数×会場時間

 

という式が成り立つってことはパビリオンなんか見なくていいから飲食店に並んで営業時間中満席にしろ、って意味じゃないのかなあ、と勘繰ってしまいますね。