ある植物学者の視点。 -4ページ目
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普段食べてるお米。<遺伝子組換え植物・連載第2回>

最近、古代米や雑穀ごはん、流行ってますね。豊富な食物繊維、ミネラル、ビタミン。我々にとって必要な栄養の摂取や体内環境正常化という2点において非常に人気があります。では、ここで疑問に思うことはないですか?なぜ、我々が常食している現代米にはこの食物繊維、栄養素が含まれていないのか・・・。
現代米は、米食文化圏に属する人たちを中心に千年の時を経て作り上げられたものです。主食としての栽培では、より高収量、高栄養(ここではエネルギー源としての糖、デンプンを指します。)であることが必須であり、理想的な農作物を作り出すためにそれぞれの特徴をもった植物をかけ合わせることで欲しい形質、すなわち遺伝子を寄せ集めた植物を作り出してきたのです。その結果として、古代米にあった高ミネラル、高ビタミンといった性質が失われていったのです。
余談ですが、食物繊維、ミネラルともに過剰摂取は逆効果です。もしかすると、我々の先祖はこのことにも気がついて、後世の我々のためにその遺伝子を除いてくれたのかも知れません。

遺伝子組換え植物<連載>その1

植物研究に関わるものにとって、昨今最も大きな問題です。現在、米国を中心に作付け面積および収量に占める割合が急上昇しています。豊かな生活を送る日本、ヨーロッパでは消費者の強い反感がありますが、発展途上国では現在進行形で新しい遺伝子組換え植物が生まれ、栽培されています。現在の人口増加、地球環境の急速な変化に対応する為には、いずれ我々の食卓にも遺伝子組換え食品が並ぶことになるでしょう。
我々が現在、口にしている農作物というのは、そもそも長い時間と手間をかけて作り出してきたものです。これは、同種または近縁種との交配によるものなのですが、この「交配」で我々が「操作」してきたのもまさに「遺伝子」なわけです。現在問題になっている「遺伝子組換え植物」と何が違うか、利点、欠点、様々な角度から検証していきます。

選挙権新提案。

選挙の際、私はいつも思うことがあります。汚職を行った大物政治家などが、当選してしまう。それでもって、有権者の信任を得て、いわゆる「御祓」を終えた、と堂々と議員復帰してしまうものです。有力な対立候補がいない場合、投票率の低下、ときに候補乱立で票分散の結果として彼(以降、A氏としましょう)が当選してしまうものです。この場合、選挙に行かなかった人+対立候補に投票した人の一番の希望はA氏落選、引退なのだけど、その意志を直接示す方法がないのです。そこで、通常の1票orマイナス1票の選択制を導入してみてはどうでしょう?有権者の意志、直球で示せます。
さらに、集計結果マイナスで次回出馬停止とか。これは被選挙権の侵害にあたるのですが、選挙には多額の税金も使われるのですから、泡沫候補の乱立を防ぐ一助になるやもしれません。
大統領選挙も、マイナス票があればもっとクリアーな結果出たかもしれないですね。

アメリカ大統領選挙と安全意識

イラク・ファルージャ近郊への米軍掃討作戦展開で世界の緊張状態がさらに4年続くことへの懸念が世界中を巡っているようです。前回の選挙時もそうでしたが、「合衆国」というシステムから州ごとの勝敗が大統領を決めるので、必ずしも国民投票の結果を反映したものにはなりませんし、今回、ケリー氏への支持は当初から反ブッシュ票の意味合いが強くケリー氏の政策への評価は微妙でした。この点が、終盤のテレビ討論での優勢を生かすことが出来なかった要因かもしれません。いずれにせよ、米国民が自らを守るという点で、ケリー氏を選択すればテロがなくなる保証もないので国外で先制攻撃を辞さないブッシュ氏を選んだのは当然とも言えます。
米国人と話をして私が感じた印象ですが、多くの人は歴史・社会教育の上で外国についてまったく関心がない、もしくは知識がありません。少しでも世界・他国の人々に関心を持ってくれれば、自らの安全が他者の犠牲の上に成立していることを知ってもらえるとおもうのですが。

学級崩壊。

叫ばれ始めて10年ほど経ちますね。当時、小学校低学年で始まったこの現象、どんどん拡大しています。10年という年月、学級崩壊後の学生が大学にも押し寄せつつあります。今の彼らにとって一番の問題は、注意された際にも罪悪感がいっさいないこと。つまり、授業妨害(=真面目に授業を聞いている同級生の邪魔)が悪いことだという認識すらないのです。
異論ある方が大半だと思いますが、体罰の禁止が厳しくなりすぎたことが原因の一つだと考えています。第一に先生が怖くなくなったし、保護者の苦情を気にして子供に気をつかう先生も多いそうです。
悪いことが何故悪いか、「理解する→やらない」ではないと思う。「怒られる(たたかれる)からやらない→何故ダメ?→理解」では何故だめなのでしょう。
(もちろん、DVは駄目です、絶対。)

出産と子育て費用。

今日、yahooニュースに出ていましたが、子育てに必要な一ヶ月分の費用は46,400円だそうです。http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041106-00000058-kyodo-sociもちろん、これは平均なのですが一般家庭ではかなりの負担だと思います。少子化改善のための対策を、と叫ばれているようですが、実はもっと根本的な問題があります。それは30万円から60万円もの出産費用。帝王切開の場合には健康保険診療になるのですが、通常は保険対象外、おまけに自由診療だそうです。出産後に健康保険から見舞金(一時金?)として一律30万円支給されますが、何故、最初から保険診療にしないのでしょう?あとで戻ってくるとはいえ、30万円は大金ですよね。

今、妻が臨月を迎えて色々準備中です。(うちにとっても30万円は大金です。。。)

思いつきで。

ブログなるものを今日より開始。今年は台風、地震といった自然災害の影響で野菜価格が高騰しています。とはいえ、数週間前のレタス1000円はさすがに売れず、だんだん値下がり傾向ですね。世間が価格高騰で大騒ぎしていたころ、農家のおばちゃんがやってる即売所に行ったところ、レタス100円で売ってました。農家の方が市場に卸している値段は例年通り、または品質低下で例年以下ということも多いそうです。また、お米も作況指数が低く品質もよい評価が得られない地域が多いそうですが、ここでも1俵あたりの買い取り価格、去年の半分のところがあるようです。
このところの価格高騰、おかしなことだらけです。
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